<質問>
物がたくさんあって部屋が散らかっています。どこから片付けたらいいですか?まずは物を捨てることですか?
・と質問されました。
<1.散らかって見えるのはどっち?>
<2.始めに片付けるとよいのは?>
<3.ポイント>
<4.夏の作業で気をつけること>
【実践171】
さて、みなさんだったら、散らかっている部屋とはどんな状態をイメージしますか。
<1.散らかって見えるのはどっち?>
同じ部屋で2つの状態を比べてみます。
どちらのほうが散らかって見えますか?
(1)この状態は?↓
・床・壁・棚の上に物がいっぱい
・押し入れやタンスなどの中もいっぱい
・出しっぱなし、置きっぱなし
・物がばらばらで、そろっていない
・一種類の物でもあちこちにある
・必要な物と不要な物がまざっている
・物が邪魔になって移動しづらい
・どこに何があるか分からない
・使いたい物が取り出しにくい
・使いたい物を探す時間がかかる
(または見つからない)
・ごみも捨てずにそのまま
これ、部屋が部屋として使えません。
「物置状態」・・・
散らかって見えます、ね。
それでは、
(2)こうだったら?↓
いかがですか?
(1)と比べると、
家具の位置はほとんど変えていません。
壁の物もほぼ手をつけていません。
物はまだたくさんあります。
でも、
違うのは、
床(畳)の上!!
ここにあった物を片付けたので、ずいぶんさっぱりしたと思いませんか。
というわけで、
<2.始めに片付けるとよいのは?>
床(畳)の上に置きっぱなしの物を片付けること
これがおすすめです!!
<3.ポイント>
①「見えるところ」「部屋で広い割合を占める場所」から片付ける
「部屋で広い割合を占める場所」とは、床・壁・天井ですが、おそらく「天井に物がいっぱい」ということはないでしょう。
ですから、
床と壁に出してある物を少なくすること
しかも、
壁の物よりも、床の物を先に片付けることがポイントです。
そうすると、だいぶすっきり片付いたように見えると思います。
②「今日はここだけ」「~分だけ」と場所や時間を決めて、無理のない範囲で片付ける
やる気エネルギーがないときには、「こんなにたくさん物があると、片付けるのは大変!面倒!」と思ってしまい、なかなか取りかかれないかもしれませんね。
そんなときは、
一度に全部片付けようとはせずに、短時間でできるところまでだけやるといいです。
<4.夏の作業で気をつけること>
今回、私が片付け作業を実践したのは、とても暑い日でした。
夏に大整理をする場合は、
熱中症にならないよう気をつけることが一番重要です!
この部屋には冷房器具がなかったので、
「15分たったら涼しい部屋で休憩し、また片付ける」のを繰り返すやり方で片付け作業を進めました。
(1)から(2)の状態になるまでにかかった時間は、約2時間。
途中途中で休憩しても汗だくになってしまったので、今回はここまで~。
この続きは、また次の機会に。